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外観

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)

高圧蒸気滅菌器は、高い圧力と高温の蒸気を用いることで、医療器具に付着した細菌やウイルスなどの微生物を処理し、無菌状態にする装置です。当院では、患者さんの診察や処置に使用する器具の衛生管理を徹底するために導入しています。

このような際に使用されます

特定の病気の診断に使用するものではなく、すべての患者さんの安全を守るための「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」として運用しています。

  • 処置用器具: 採血や怪我の処置に使用するピンセット、ハサミ、トレイなど。
  • 検査用器具: 喉の奥を診る際に使用する器具(舌圧子)や、内視鏡関連の処置具など。
  • 感染症対策: 血液や体液を介した感染症のリスクを物理的に排除し、常に清潔な状態で次の患者さんに使用できるよう準備します。

装置の仕組みと目的

  • 飽和蒸気による処理: 家庭用の「圧力鍋」のように、内部を密閉して高圧にすることで、通常は100℃で沸騰する水を121℃〜134℃の高温蒸気に変えます。
  • 微生物の不活性化: 通常の煮沸やアルコール消毒だけでは対処が難しい、熱に強い細菌(芽胞など)やウイルスに対しても、高圧と高温を一定時間加えることで、その活動を完全に止めることを目的としています。
  • 確実な浸透: 蒸気は器具の細かな隙間まで入り込むため、複雑な形状の器具もムラなく処理できるのが特徴です。

機器管理の具体的な進め方

患者さんの目に触れないところではありますが、当院では以下の工程を厳守しています。

  1. 洗浄: 使用後の器具を専用の洗浄液で丁寧に洗い、付着物を取り除いて乾燥させます。
  2. パッキング: 器具を一つずつ「滅菌バッグ(専用の袋)」に封入し、密閉します。
  3. 滅菌処理: 本装置に入れ、適切な温度と時間をかけて処理を行います。
  4. 保管・使用: 処理完了後は袋を閉じたまま清潔な保管庫で管理し、使用する直前に患者さんの目の前で開封します。

安全上の確認事項

  • 滅菌インジケーター: 滅菌バッグには、適切な温度と圧力が加わると色が変わる「インジケーター」が付いています。スタッフは使用前に必ずこの色を確認し、適切に処理が行われたことをダブルチェックしています。
  • 素材の選定: 高温・高圧に耐えられない素材(一部のプラスチックなど)については、使い捨て(ディスポーザブル)製品を採用するか、別の適切な消毒・滅菌方法を選択して安全を確保しています。
  • 定期点検: 装置が正常に機能しているか、専門業者による定期的なメンテナンスと動作確認を行い、常に高い滅菌精度を維持しています。