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外観

血液生化学分析装置

血液生化学分析装置

血液生化学分析装置は、採取した血液の液体成分(血清・血漿)に含まれる酵素、脂質、糖、タンパク質などの化学成分を精密に測定する装置です。内臓の働きや代謝の状態を「数値」として可視化し、客観的な診断を行うための中心的な役割を担います。

このような診断・症状の際に使用が検討されます

健康診断のスクリーニングで異常を指摘された際の二次検査や、持病の経過観察、原因不明の体調不良がある場合に使用します。

健康診断での指摘項目

  • 肝機能(AST、ALT、γ-GTP):肝臓の細胞にダメージがないか、胆汁の流れが滞っていないかを評価します。
  • 腎機能(尿素窒素/BUN、クレアチニン):腎臓が老廃物を適切にろ過できているかを確認します。
  • 脂質(LDL・HDLコレステロール、中性脂肪):動脈硬化のリスクとなる脂質のバランスを調べます。
  • 糖代謝(血糖値、HbA1c):過去1〜2ヶ月の糖の状態を含め、糖尿病の可能性を評価します。
  • 尿酸値(UA):高尿酸血症や痛風のリスクを確認します。

主な症状

全身のだるさ、食欲不振、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)、むくみ、口の渇きなど。

装置の仕組みと検査の目的

  • 比色分析法(ひしきぶんせきほう):血液中の特定の成分と反応して色がつく試薬を加え、その色の濃さを光の透過具合で測定します。色が濃いほど、その成分が多く含まれていることを示します。
  • 多項目の同時数値化:一度の採血で数十種類の項目を同時に、かつ極めて精密に定量(数値化)することが目的です。
  • 臓器機能の評価:血液は全身を巡っているため、この装置で成分を分析することで、直接見ることができない肝臓、腎臓、膵臓、心臓などの状態を間接的に把握することができます。

検査の具体的な進め方

  • 採血:通常の静脈採血を行います。
  • 検体の準備:前述の遠心分離機にかけ、液体成分(血清など)を取り出します。
  • 自動分析:装置に検体をセットすると、ロボットアームが試薬と混ぜ合わせ、自動的に測定・計算を行います。
  • 結果の確認:院内の装置であれば、およそ15分〜30分程度で詳細なデータが出揃います。大型の外部検査機関へ依頼する場合は、数日後に結果を説明いたします。

安全上の確認事項

  • 食事の影響:血糖値や中性脂肪などの項目は、直前の食事に大きく影響されます。正確な評価のため、原則として「空腹時(検査前10〜12時間は水以外の摂取を控える)」での受診をお願いしています。
  • 薬やサプリメントの服用:飲んでいる薬やサプリメント(特にビタミン剤や漢方薬)によっては、特定の数値に影響が出ることがあります。現在服用中のものがある場合は、事前にお申し出ください。
  • アルコールの影響:検査前日の飲酒は、特に肝機能や中性脂肪の数値に影響を与えるため、控えていただくようお願いいたします。
  • 激しい運動:検査直前の激しい運動は、筋肉由来の酵素(CKなど)や腎機能の数値を一時的に上昇させることがあります。